発症③の続き
病名告知のあと私は膠原病内科の病棟へ移動となり、病名を告知した先生がそのまま担当医になった。
ある日担当医がたくさんの資料を持って私の元へ来た。
「えむさんのお腹の痛みはSLEからくるループス腸炎、腹膜炎でした。SLEの臓器障害の中でも珍しい臓器障害です。私自身もこの症例の患者さんに会うのは初めてなので勉強しながらになりますがよろしくお願いします。」
そこから治療薬や今後の治療方針などたくさんの説明をうけながら、そんな珍しい臓器障害を引き当てなくていいから宝くじ1等当てたかったって冷静に考えてた。
そこから初めての入院生活が始まった。孤独との闘いだった。
そんな中入院中たくさんお見舞いに来てくれたのはほんとうにありがたかった。
地元の友達、高校の友達、学校の先生、中学の時の先輩。
看護師さんに「えむちゃん毎日色んな人がお見舞いにきてくれていいね」って言われてなんかだか嬉しくなった。
そして高校のクラスメイトがくれた寄せ書きは一生の宝物になった。
ここから早く学校に戻りたい私の気持ちと裏腹に、ステロイドの副作用が着々と私を苦しめていくことになる。。。