ある闘病ブログを読み、忘れかけていた大事な事を思い出した。
その方は今この瞬間も生きる為に必死に闘っている。
読んでいるこっちが辛くなるような壮絶な治療を続けている。
読んでいると改めて「生」と「死」について考えさせられ、私は病気になって10年毎日ちゃんと必死に生きていたかな?と振り返り情けなくなった
10年前の経験した事の無いような痛み
「このままだと死ぬかもしれない」と思ったあの日
明日は来ないかもしれないと思ったあの日
どうか私に明日がきますようにと願ったあの日
10年が経ち
あたかも当たり前のように訪れる今日を
明日もくると信じてやまない私がいる
これは幸せな事なのか
はたまた経験から学ばない愚か者なのか
当たり前なんてこの世に1つもない
明日が保証されている人なんて1人もいない
10年前そう学んだはずなのに
当たり前のように朝が来る事に疑問を抱くことも感謝することも無く、テレビのニュースに悪態をついたりしている
闘病ブログの彼は病気のことをブログ内でこう綴っていた
「相手が本気ならこっちも本気だ。1本たりとも触れさせない。」
彼の本気が伝わった
生きたいという強い気持ちが伝わった
そして彼は何度も窮地を乗り越えた
そしてその生き様が色んな人に希望を与えた
彼が生きているだけでだれかの希望になった
彼は私より年下だけど私よりはるかにかっこよくそして強かった
彼がやっとの思いでつかんだ今日を
私は大事に生きているだろうか
改めて感謝を忘れずに丁寧に生きていきたいと思う
そして10年後、20年後も彼のブログを読み続けていたい