発症①の続き。
大学病院に搬送される頃には痛みが格段に強くなっていて、今まで経験したことがない痛みがお腹を襲っていた。のたうちまわるとはまさにこのことで、ストレッチャーの上でハチャメチャに動き回ってた。笑
MRI/造影CT/採血...などなど
色んな検査をした後、消化器の先生・婦人科の先生色んな先生が私を診察して口を揃えて「わからない」と言ってるのを聞いて絶望した。こんなにも痛いのに原因が分からず時間だけが過ぎていったら、体力的に時間の問題じゃないかと。もしかしてこのまま死ぬんじゃないかと一瞬頭をよぎった。
そして次に先生の口から出た言葉が「開腹します」
「え?原因わからないのに開腹するの?意味ある?」って思ったけど、お腹を開けて原因を突き止めるとのこと。
分かっていることは腸の浮腫、腹水、虚血、高い炎症反応、腹部膨満感、腸の活動が止まっていること。後に調べて分かったけど、これなら腹膜炎の可能性を疑い緊急オペをするのが一般的らしい。早期に治療しなければ最悪死に至るとも。
着々とオペの準備が進められる中、膠原病内科の先生が私の元へ来た。
今までの先生がお腹ばかりを診る中、その先生は私の顔をじーっと見て一言。
「蝶形紅斑が出ている」
SLEの疑いをかけられすぐさま検査。
お腹の炎症もSLEからきたものかもしれないということで開腹は中止。
状態があまりよくなかったのでその日はHCUに入室し、その後消化器病棟へ移動となった。